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白鳥カレンダー

インターンシップ

インターンシップ

これからの介護、福祉の世界は少子高齢化の波も受け増々人材不足が懸念されます。
人は誰でも歳を重ね、いずれは高齢者となります。介護が必要になったとき、よい介護が受けられることは国民の幸せです。
そんな、私たちの未来の福祉を育んでいく為にリハビリセンター白鳥は、同じ白鳥区にあるサンビレッジ国際医療福祉専門学校と協働し毎年インターンシップを実施しております。

令和3年度 インターンシップの様子

生活リハビリとは?

自分で出来る事を支える為に

皆さん、リハビリと聞くとどういったイメージを持たれるでしょうか?
一般的にリハビリと聞くと機能訓練士がリハビリルームで平行棒内での歩行訓練や立ち上がり訓練などをイメージされる事が多いと思います。
 
生活リハビリは、その名前の通り「生活の中で行うリハビリ」を指しています。
朝起きてパジャマから普段着に着替える、髪を整え、顔を洗い、歯磨きをする、歩いて仕事に出掛ける、食事を食べるなどなど。これらは、日常生活を送る上で、当たり前の様に行っている動作です。
この様な生活行為は、私たちが生活を送る上でとても大切な事です。
様々な状態によって生活行為を行う事が難しくなった場合に、困難になった生活行為を再び獲得できる事を目指し、日常生活の中でこれらの行為を意図的に取り入れるリハビリを「生活リハビリ」と呼んでおります。
 
高齢になると、認知機能の低下もあり、リハビリ室で行う機能訓練と日常生活動作が直結しない事が良くあります。
例えば・・・
機能訓練室でリハビリをやってもなかなか、自宅での生活行為(例えばトイレで立てない)が出来る様にならない・・・。といったようにリハビリ室で行う訓練と日常生活で行う動作がそれぞれ分けれてしまう。という事です。
機能訓練室で行うリハビリと日常で行われる生活行為と連動したリハビリが結果的にはご本人の生活のしずらさの解決に繋がります。
 
白鳥が推奨するこの「生活リハビリ」は、本人が出来る事をサポートする事を目標に実施しております。
少し、具体的な生活の中での訓練の様子を少し覗いてみましょう!
 

トイレの動作の自立を目指す訓練(下肢筋力維持)

立ち上がる準備をします。
①体を前かがみにしていただく声かけ。
②両手をテーブルに付き荷重していただくように促します。
③しっかりと両手に重心を掛け、前かがみになりながら立位をとっていただきます。
 
 
④ゆっくりと椅子に座って頂きます。
 
車椅子は移動の手段として、食事の際などは車椅子から椅子に座り換える事をお勧めしております。
1日に椅子に座り換える機会は食事だけでも3回、それ以外にもソファー等で休んで頂いたり、ベッドに移動する際にも同様に立ち上がる機会があります。
日常生活の中で行う、立ち上がるという行為そのものが下肢筋力の維持となります。
 

更衣の自立、食事の自立を維持する訓練(手先の巧緻性・認知機能の維持)

手先の巧緻性(巧緻性とは指の器用さ度合いを表す表現です)を維持することは、食事の際に自分で箸やスプーンを使用して食事を食べたり、着替えの際のボタンをかう事、その他にも手先が器用に使える事は日常生活の自立に大きく関わってきます。
 
手先を使う事は皆さんもご存じかもしれませんが脳への刺激が多く、認知機能の維持にも繋がっています。
日常生活の中で手先を使う場面を多く持つ事が、認知症の予防にも繋がるとされています。
スタッフが介助してしまえば簡単ですが、それを繰り返してしまうとご利用者のできる力を奪ってしまうことになってしまいます。
「ご利用者のできる力を奪いません」これはリハビリセンター白鳥の十か条の一つでもあります。

生活を共有する(社会性の維持)

人間は一人では生きていけないとされています。他者と共存しお互いが影響し合う事で生きる力となります。
日常生活に於いても、沢山の人たちと関わり合いがあるかないかで、生活する力も大きく変わってきます。
施設での生活でも、それぞれが役割を持ち、出来る事を維持していくことが重要です。
怒ったり、笑ったり、人として自然なことが意外にも重要だったりするものです。
 
 
 
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